神宿る出雲地方は旧暦行事が多く

その１つが4月3日のひな祭り

前職の同僚から頂いた木造りのお雛様

傍に置いて20年以上かなぁ

和菓子のお店「たちばな」に

この時期置かれる

素朴な土作りのお雛様

今年もお目にかかれましたね

ひな祭りの頃になると心痛む出来事を思い出す

37年前の娘の初節句

あの頃は母親の実家から

お雛様を貰うのが当たり前で

しかし私の実家は貧しく

その日の生活に追われていた

私達三姉妹も中学卒業と同時に

社会人となり定時制高校を選ばなくてはならない程極貧だった！

でも両親の性格を考えると何とかして

お雛様を準備すると思い

私は思案した末に

結婚の時に母から渡された私名義の保険解約

貧しい生活の中からコツコツ積み立てた保険とは知っていたが😢

これ以上両親に借金をさせる訳にはいかない

母には保険を解約した事は言わず

お雛様の購入費にしてと解約金を渡した

それから間もなく

私は大病になり1年近く入院

母から保険の話しが出たが

生活の為に解約したと伝えた

ひな祭りになると心がキュッとする